「小説を書くところまではできるけど、本として仕上げる作業はまとめて誰かに任せたい」。
そんな方のためにご用意したのが、Inky Designの「全部丸投げプラン」。
完成した小説本文をもとに、本文PDF・表紙・目次・扉・奥付などを制作し、印刷所へそのまま入稿できる状態のデータまで整えます。
ただ、通常の表紙デザイン依頼とは違い、本文そのものを本の形に整える工程が入るため、申し込み後は「原稿を送って表紙を確認して終わり」ではありません。
完成原稿の提出から本文PDFの確認、表紙や扉の確認、校了、入稿用データの納品まで、何をするのか順番にまとめます。
諸注意

こちらのプランは「納品日」を設定できません。
下記に当てはまる方向けの長期進行プランとなります。
- 「出来上がり次第の納品」でOK
- 必ず間に合わせたいイベントなどが無い(or かなり遠い日程)
- デザイナーと一緒にゆっくり本を作っていく感覚で頼みたい
「納品日が設定できない」からこそのお得なセット価格となっております。
通常通りのスピーディな進行をお求めの方はご利用をご遠慮いただきますようお願いいたします。
全部丸投げプランの制作の流れ
大きな流れは次の通りです。
- 問い合わせ・予約
- 完成した本文データと必要な素材を送る
- 本文を組版し、PDFで確認する
- 表紙・内扉・目次・奥付などを確認する
- 必要な修正を行う
- 最終確認して校了する
- 印刷所へ入稿できる完成データを受け取る
- 自分で印刷所へ発注・入稿する
丸投げできる部分が多いプランですが、途中には依頼者自身が確認する工程があります。
特に本文PDFの確認と校了前の最終チェックは、本を作るうえで重要です。

問い合わせ・予約
まずはお問い合わせフォームから「丸投げプラン」を選択してご相談ください。
問い合わせ時点で決まっている範囲で、
- 本のサイズ
- カバーを付けるか
- 使用予定の印刷所
- 表紙にイラストを使用するか
- おおよその本文量
などをお知らせください。
全部丸投げプランは、一般的な表紙デザイン依頼と少し違い、本文の組版まで含めて一冊を制作します。
そのため、本文が完成していることを前提に進行します。
原稿がまだ完成していない場合
事前の相談や予約については対応できる場合がありますが、制作そのものは原稿が揃ってから始まります。
- 「あと数話書く予定がある」
- 「結末をまだ修正している」
- 「大きく加筆するかもしれない」
といった状態では、本文のページ数や改ページ位置も確定できません。
本文を書き終え、校正・推敲まで済ませてから制作を始めるのがおすすめです。
完成した本文データと素材を送る
予約後に、完成した小説本文を送ります。
本文は、テキストを取り出せるデータであればご相談いただけます。
たとえば、
- TXT
- DOC
- DOCX
- Googleドキュメント
などです。
すでにWordなどで縦書きや改ページを設定している場合は、そのデータもそのままお送りください。
「自分できれいに組版してから渡さなければいけない」ということはありません。
文章を書き終えた状態から、本として読める形へ整えていきます。
表紙に使用する素材も送る
表紙にイラストや写真などを使用する場合は、本文とあわせて必要な素材を用意してください。
イラストを別のイラストレーターへ依頼している場合は、印刷に使用できるサイズ・解像度の完成データを受け取ってからお送りください。
素材がない場合でも、イラストを使用しない表紙デザインで制作できます。
ルビ・傍点などがある場合
本文中に、
- ルビ
- 傍点
- 「!?」などの縦中横
- 数字の縦中横
- 特別な見出し
などがある場合は、どこに処理が必要なのかわかる状態にしておいてください。
文章の意味に関わる部分なので、組版担当側で推測して処理するよりも、原稿側で指定されている方が安全です。
本文を組版してPDFを確認する
本文データを受け取ったら、小説同人誌として読めるページへ組版します。
ここで行うのは、単純にWordファイルをPDFへ変換する作業ではありません。
本のサイズに合わせて、
- 縦書き
- 文字サイズ
- 行数
- 行間
- 余白
- ノンブル
- 改ページ
- 見出し
- ルビ
- 傍点
- 縦中横
などを調整し、実際の本に近い状態へ整えていきます。
同じ文章でも、文字サイズや余白、行間が変わるだけで読み心地は変わります。
Web上で読む小説と、紙をめくりながら読む小説では、文章の見え方も同じではありません。
本文PDFが届いたら最初から最後まで読む
組版された本文PDFが届いたら、できる限り最初から最後まで確認してください。
ここで見るのは誤字脱字だけではありません。
たとえば、
- 改ページしたい位置になっているか
- 章の始まり方に違和感がないか
- セリフが不自然な位置でページをまたいでいないか
- 空白ページの位置に問題がないか
- ルビが正しく付いているか
- 傍点が正しい箇所に入っているか
- 縦中横が正しく処理されているか
- ページ番号に問題がないか
- 見開きで読んだときに違和感がないか
なども確認します。
執筆画面では気にならなかった文章が、本のページになった途端に気になることもあります。
- 「この一文は次のページから始めたい」
- 「章の開始位置を変えたい」
- 「ここは空白ページを挟みたい」
と感じる場合もあるため、実際に本を読むつもりでPDFを確認するのがおすすめです。
本文の最終確認は著者本人が行います
組版やデザインはInky Designで行いますが、文章の内容そのものが正しいかどうかは著者本人でなければ判断できません。
固有名詞、セリフ、時系列、表記ゆれなど、作品内容に関わる部分まで校正するサービスではありません。
丸投げプランでも、最後に本文を読む工程だけは著者自身で行ってください。
表紙・内扉・目次・奥付を確認する
本文と並行して、表紙や本の中に入る各デザインも制作します。
基本プランには、
- 表紙
- 内扉
- 目次
- 奥付
- 本文
が含まれます。
カバー付きプランの場合は、カバーとカバー下表紙も制作します
確認時には、デザインの細かな好みだけでなく、
- 本のタイトル
- 著者名
- サークル名
- 奥付情報
- ページ表記
- 必要な注意書き
- その他記載漏れ
などに間違いがないかチェックしてください。
丸投げプランのデザインは基本的に「おまかせ」
全部丸投げプランは、その名前の通りデザイン部分をまとめて任せることを前提としています。
「タイトルをあと3mm右へ」「別案を3案見たい」「フォントを10種類比較したい」といった細かなディレクションを繰り返しながら作るプランではありません。
表紙については大まかなテイストを伝えられますが、基本的なデザイン判断はInky Design側にお任せいただきます。
細部まで自分で指定しながら表紙を作りたい場合は、通常の表紙デザインプランの方が向いています。
必要な修正を行う
本文PDFや各デザインを確認し、修正が必要な部分があればお知らせください。
たとえば、
- 誤字を見つけた
- 奥付の記載に間違いがある
- ルビが抜けている
- 改ページ位置を変更したい
- 必要な情報が抜けている
といった内容です。
修正後、再度データを確認します。
修正が増えるほど完成までの日数も伸びる
全部丸投げプランでは、確認と修正を重ねながら進めていきます。
そのため、修正回数や修正量が増えれば、その分だけ完成までの期間も長くなります。
特に本文を大きく書き換える場合は、ページ数や改ページ位置が変わり、ほかのページにも影響することがあります。
制作開始前に校正・推敲を終えておくのは、このためでもあります。
最終確認して「校了」
本文、表紙、内扉、目次、奥付などをすべて確認し、「この状態で印刷して問題ない」となったら校了です。
校了は、本の制作における最終OKにあたります。
単に「デザインが気に入った」という確認ではなく、このデータをそのまま印刷所へ送り、本になっても問題ないという状態までチェックしてください。
校了前にもう一度確認したいこと
最低限、次の項目は確認しておくと安心です。
- タイトルは正しいか
- 著者名・サークル名は正しいか
- 本文に修正漏れがないか
- ルビ・傍点に問題がないか
- ページ番号に問題がないか
- 目次と本文のページが合っているか
- 奥付情報は正しいか
- 表紙やカバーに記載漏れがないか
- 印刷してはいけない仮テキストなどが残っていないか
校了後に修正が必要になった場合は、内容によって追加料金が発生する場合があります。
「たぶん大丈夫」で進めず、最終データを一度落ち着いて確認してください。
印刷所へ入稿できるデータを納品
校了後、利用する印刷所へ入稿できる状態に整えた完成データを納品します。
本文や表紙など、それぞれ印刷に使用するファイルを受け取ったら、Inky Design側での制作は完了です。
ここから先は、ご依頼者様自身で印刷所への発注を行います。
自分で印刷所へ発注・入稿する
「全部丸投げ」という名称ですが、印刷会社への発注そのものまで代行するサービスではありません。
納品後は、
- 印刷所の商品を選ぶ
- 部数を決める
- 用紙や加工を選ぶ
- 印刷料金を支払う
- Inky Designから受け取ったデータを入稿する
- 完成した本を受け取る
ところをご自身で行います。
Inky Designが担当するのは、印刷所へ渡せる完成データを作るところまでです。
「注文したら完成した本が自宅へ届くサービス」とは異なるため、この点だけは申し込み前に確認してください。
納品日を指定できないプランです

全部丸投げプランでは、納品日を確約していません。
最短で進んだ場合でも一定の制作期間が必要で、本文やデザインの修正が発生すると、その分だけ完成時期も後ろへずれます。
そのため、
- イベントの入稿締切が迫っている
- ○月○日までに必ず完成させたい
- 短期間で制作したい
という場合には向いていません。
反対に、
- 発行イベントがまだ決まっていない
- イベントまで十分に時間がある
- 急がずに本を作りたい
- 出来上がり次第の納品で問題ない
という場合には利用しやすいプランです。
「本を出す日から逆算して絶対に間に合わせる」というよりも、原稿完成後にデザイナーと確認を重ねながら一冊を仕上げていくイメージに近いです。
原稿完成後のお申し込みが必須です
全部丸投げプランは、小説本文を書き終えている方を対象としたプランです。
予約後には本文データを送るため、
- 最後まで書き終わっている
- 校正・推敲が済んでいる
- 大きな追加や削除をする予定がない
状態まで進めておく必要があります。
通常の表紙デザインなら、本文制作中に予約して背幅をあとから確定する進め方もできます。
一方、丸投げプランでは本文そのものを使って本を組むため、原稿完成前の申し込みには向いていません。
申し込み前に準備しておきたいもの
制作をスムーズに始めるため、次の内容を準備しておいてください。
- 完成した小説本文
- 校正・推敲済みの原稿
- 本のタイトル
- 利用する印刷所
- 本のサイズ
- カバーを付けるかどうか
- 表紙に使用するイラストや写真がある場合はその素材
全部丸投げプランでは本文そのものを使ってページを作るため、原稿完成後の依頼が基本です。
通常の表紙デザインなら執筆中に先に進められる場合がありますが、本文組版まで含む丸投げプランでは、本文が確定していないと制作できません。
「全部丸投げ」でも確認だけはしっかりと
組版や表紙デザイン、扉、目次、奥付など、自分で制作しなくていい部分が多いのが全部丸投げプランです。
その一方で、
- 本文の内容が正しいか
- 名前や奥付情報に間違いがないか
- この状態で印刷していいか
という判断までデザイナーへ丸投げすることはできません。
特に校了前は、「デザインを確認する」というより、これがそのまま本になるつもりで確認するのが大切です
プランの料金・対応範囲・通常プランとの違いを確認したい方は、「小説同人誌の制作代行サービス『全部丸投げプラン』」もあわせてご確認ください。
料金や対応内容は変更される可能性があるため、申し込み時には最新の料金ページを確認してください。